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子どもを伸ばすために必要な5つの栄養素

では、子どもを「伸ばす」ために必要なものは何でしょうか。
私は５つあると考えています。これを「子どもの５つの栄養素」と呼んでいます。
１つめ。まずは何よりも「楽しさ」です。
子どもは皆、未知に出会うことを楽しいと感じます。「なぜだろう？」「ふしぎだな」と感じながら、「そうなのか！」「おもしろい！」と感動する体験です。そうした体験を重ねていくことのできる環境があれば、子どもの学ぶ興味は何倍にも膨らみます。
２つめは「困難さ」です。
「わかった！」「できた！」と実感することが、次の学びの意欲を醸成していきます。しかし、簡単に「わかった」「できた」だけでは『手応えのない学び』になり、大きな成長には繋がりません。適度に「難しいなぁ」「ちょっと、わからないなぁ」という困難の壁にぶつかることで、乗り越えた子どもはググっと伸びていきます。

３つめは「達成感」です。
誰でも目標を決めクリアすることで、次のステップを踏む「自信とやる気」が生まれます。でも目標を余りにも遠くに置いてしまうと、気持ちが続かず「できない」と決めてしまい悪くすれば後退することだってあります。だからスモールステップ「小さな達成」でいいんです。その連続が前進するモチベーションを生み、大きな結果に結びつきます。
４つめは「出会い」です。
子どもは全ての時間が学びです。特に出会う人からは、沢山教わっていきます。その中で共に学ぶ「仲間」の存在は「もっと頑張る！」という熱意を高め、刺激をもらえる最も大事な存在です。一緒に頑張ろう、次は勝ちたい、など「仲間」は合格目標とは違う角度から子どもにやる気を与え学ばせてくれる存在です。また、前へ進む道筋を示してもらえる教師やコーチといった「師」との出会いも伸びる子どもにとって必然の要素です。
５つめは「保護者」です。子どもにとって最も身近で、一番愛する人、それは保護者です。お父さんやお母さんに褒めてもらいたい、認めてもらいたいと思いながら子どもは頑張ります。そして、自分の努力や結果を心から承認してもらえた時に、もっと先、もっと上を目指す気持ちが自然と生まれます。それほど保護者の存在は大きいんです。

子どもが伸びていく、栄養素のたっぷり
詰まった塾を目指しています。

この５つの栄養素こそ｢子どもが伸びていくための原動力｣であり、こうした環境を整えてあげることが大人の役目です。子どもの成長は数字で測るものではありません。子ども自身がそれぞれに合ったやり方と適正なスピードで主体的に学びを進めていけば、子どもは本当に伸びていく、わたしたち鯉城学院の教師はそう信じています。そして、子どもが伸びていく栄養素のたっぷり詰まった塾をわたしたちは目指しています。