高校入試情報 / 広島県の私立高校
2024 広島県私立高校の入試選抜方法
広島県私立高校の入試選抜方法
広島県内の私立高校のほとんどが「推薦入試」と「一般入試」を設定しています。広島市外の高校は1月中旬に入試日を設定しています。日程が重ならなければ、複数校受検することが可能です。広島市近郊の高校は推薦入試を2月初旬(令和6年度は1/30)に、一般入試を2月中旬(学校により1日および2日間のどちらか)で実施します。市内近郊の私立高校の一般入試は2日程に集約されているため、最大2校まで受験が可能です。
◉ 推薦入試選抜方法
推薦入試は、各高校で決められたある一定の推薦基準を満たした受験生が、出身中学校長の推薦を受けて受験する方法で、小論文や作文、面接、学科試験の結果と、中学校から提出された書類などをあわせて合格者を決定します。
その中でも専願入試では、その学校のみ志願していることを前提とし、「合格後、必ず入学する」という意思を明確にして受験する方法です。選抜方法は、学科試験の結果と中学校から提出された書類などを総合的に判断して合格者を決定します。
なお、推薦入試・専願入試は、各高校で年度によって実施要領が異なるため、しっかりと確認しておくことが必要です。
◉ 一般入試選抜方法
一般入試は、ほとんどの学校で学力検査の結果と出身中学校から提出された書類をもとに選考されます。ただし、現状の広島市内近郊の高校の一般入試は、B専願(高校により名称は異なります)での受験が一般化しています。B専願とは、私立高校が提示する条件(通知表やクラブ活動、出席日数など)をクリアすることで得られる資格で、私立高校は1校しか受験をせず、公立高校を第一志望としている生徒が受験する制度です。この制度を利用すると、合格が確約されます。この制度でほとんどの生徒が私立高校を受験するため、私立高校入試での不合格者はいません。この制度を利用することで、私立高校受験準備として、それほど必要ではなくなりますので、公立高校入試に向けて、じっくり勉強に取り組めるメリットがあります。ただし、1校しか受験できないため、各学校で設置しているコースなどをじっくり検討する必要があります。